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2016年6月

「Teensおすすめ本」では、各図書館のTeensコーナー担当が毎月オススメの本を紹介していきます。本の書名をクリックするとその本の検索結果詳細にジャンプします。

羆撃ち(くまうち)

久保俊治/著 小学館

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あらすじ

著者の久保俊治は、一年のほとんどの時間を猟に専念し、獲物を捕らえるまで山にこもるという生き方をしてきました。なぜ著者は猟師になったのか。自然の中で働き、どんな苦労や喜びがあったのか。1人の人間が「猟師になる」という夢を追うノンフィクション作品です。

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おすすめポイント

 少しずつ経験を積み重ねながら、「羆撃ち」へと成長していく著者の様子が描かれていて、小説と同じ感覚で読めると思います。猟犬のフチの活躍について書かれている部分はとても迫力があり、著者とフチがお互いに協力し、助け合う姿に感動します。どんな職業に就いたとしても、活かすことができる忍耐力や仕事への情熱について考え、学べる本です。

by緑が丘図書館 O

ニューヨークの魔法使い

シャンナ・スウェンドソン/著 今泉敦子/訳 東京創元社

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あらすじ

 ケイティにとって、ニューヨークは1年間暮らしてきた今でも驚くべき街だった。妖精やエルフの仮装をした人やガーゴイルの存在も、周りの人は誰も気にしない。テキサスの田舎とは全く違う―そんな街で働く彼女をスカウトしたのは…「魔法」の会社!?妖精もエルフも本物!?

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おすすめポイント

 魔法使いが働く会社で、魔力の無いケイティがどんな活躍をするのかはもちろんですが、日常部分にも注目です。「魔法界」と関わっているのに、自分では魔法が使えない彼女には、「人間界」の日常もあるのですから…。全く新しい世界で頑張る彼女の大活躍に、読むと元気がもらえる本です。

by緑が丘図書館 E

12歳からのスマホのマナー入門

藤川大祐/著 大空出版

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あらすじ

 毎月どれくらいお金がかかりますか?勉強に役立ちますか?持っていないと仲間外れにされませんか?便利そうな道具だけど、わからないこともたくさんのスマホ。そんなスマホへの54の質問を集め、イラストも豊富にQ&A形式でわかり易くていねいに回答しています。

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おすすめポイント

 スマホは今や高校生の半数以上が使い、中学生や小学生でも使う人が増え始めています。このスマホとどう向き合い使っていくのか―。情報にのまれず健やかに使いこなしていくためのマナー入門書です。
小学校6年から中学校に入学する年齢である12歳。12歳のみなさんはもちろん、家族と一緒に読んでも話題が広がるおすすめの一冊です。

by緑が丘図書館 M