2013年2月
小路幸也/著 ポプラ社刊
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あらすじ
良平が通っている赤星中学には、文化部総合顧問の菅野先生が率いる文化部と、運動部総合顧問の玉置先生が率いる運動部との間に、根深い争いがあった。かつて放送部で文化部と運動部の懸け橋となり〈ピースメーカー〉として学校に平和をもたらした、みーちゃんことみさき姉さんの頼みもあり、良平は放送部に入部して、学校内のトラブル解決に乗り出すことになった。はたして、良平は〈ピースメーカー〉になれるのだろうか?!
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おすすめポイント
音楽に詳しいケンちゃん、声が奇麗でアナウンスが上手な転入生の三浦さん、習い事が忙しくほとんど部活には来ないけれど、いざというときとても頼りになる部長の沢本さんなどと力を合わせて頑張る良平を応援したくなりました。また、舞台が1974年となっているので、曲をかける時に使っているのがCDではなくレコードだったりと、今より少し昔の放送部の様子が描かれていて興味深いです。
by大和田図書館teens担当 I
ヘミングウェイ/著 福田恒存/訳 新潮文庫刊
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あらすじ
漁夫サンチャゴはもう長いこと魚を釣ることができないでいた。しかし、ある日、いつものように漁に出ると綱に信じられないほどの重みを感じた。これが、とても長い闘いの始まりだった。
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おすすめポイント
カジキマグロと戦っている老人の姿がとても生き生きしていて印象的でした。また、海の様子がとてもよく描かれているのでまるで目の前に海が広がっているようでした。カジキマグロとの闘いの後、何かが起こります!最後まで目が離せません。
by八千代台図書館teens担当 K
村山早紀/著 ポプラ社刊
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あらすじ
やまんばの娘・由布は、行方知れずになってしまった父親を探すため、山からふもとの街へおりてきた。すると、ひょんなことから、ワルを目指しているという小学生の千鶴と出会い、手助けすることになる。それがきっかけとなり、行くあてのなかった由布は、千鶴が住む「海馬亭」というアパートで、愉快な住人たちと一緒に暮らすことになった。
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おすすめポイント
この「海馬亭」に住む人たちは、年齢も境遇もみんなバラバラ。しかも人だけではなく、陽気な幽霊まで住んでいます。でも、変わった住人たちとの暮らしはとても楽しそうで、自分も「海馬亭」に住みたくなってしまいます。この物語に漂う、レトロで不思議な雰囲気をぜひ味わってみてください。
続編の「海馬亭通信 2」もオススメです。
by緑が丘図書館teens担当 K