「Teensおすすめ本」では、各図書館のTeensコーナー担当が毎月オススメの本を紹介していきます。本の書名をクリックするとその本の検索結果詳細にジャンプします。

「日常の偶然」の確率　～あなたが本当の父親じゃない可能性から犯罪の遭遇率まで数字にしてみた～

ティム・グリン＝ジョーンズ／著 藤原多伽夫／訳　原書房

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あらすじ

　宝くじを買って一等が当たる確率、自分がオリンピックに出場して金メダルを取る確率。はたまた隕石が自分に当たる確率、宇宙人が存在する確率など、ありとあらゆる「確率」の話が１～２ページごとにまとめられています。

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おすすめポイント

　一度は気になったことがあるであろう、「宝くじの一等が当たる確率」「ヤマカンで試験に合格する確率」など、「日常生活で起こる偶然」について徹底的に確率を求めた本です。また、それぞれの確率にまつわる面白小話も掲載、あのサッカーの勝敗を的中させたタコのパウルの話も載っています。ちなみに、世の中には隕石に３年間で６回も当たったことがある人がいるそうですよ。

ｂｙ大和田図書館teens担当　Ｔ

カエルの歌姫

如月かずさ／著　講談社

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あらすじ

　主人公・花咲圭吾の学校で、突然給食の時間に「スクールアイドル誕生プロジェクト」と題する企画が始まる。それは、在校生からアイドル志望者を募り歌声を届けるというもの。そんな企画に参加者がいるわけないと思っていたら、正体不明の覆面アイドル雨宮かえるが現れて…。

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おすすめポイント

　美しい歌声をもつ雨宮かえるは、実は花咲圭吾（男）！理想と現実に悩みながらも、正体を隠して歌い続ける圭吾が気になって、一気に読めてしまいます。そして‘氷姫’としてクラスの皆から一引ひかれている美少女、水瀬さんと距離が縮まっていく所にも注目です。

ｂｙ勝田台図書館teens担当　Ｙ

クローバー・レイン

大崎梢／著　ポプラ社

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あらすじ

　大手出版社の文芸編集者、工藤彰彦は予期せず、素晴らしい原稿と出会う。本として出版するため、原稿を預かり、編集長に報告をするが、原稿を読む前から、出版は難しいと言われてしまう。

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おすすめポイント

　この本は「編集者の成長物語」が書かれているだけではありません。なぜここまで工藤彰彦が手にした原稿を本にしたかったのかがわかった時、もう一度この本を読み返したくなります。

ｂｙ緑が丘図書館teens担当　Ｍ