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2014年6月

「Teensおすすめ本」では、各図書館のTeensコーナー担当が毎月オススメの本を紹介していきます。本の書名をクリックするとその本の検索結果詳細にジャンプします。

それでも僕は夢を見る

水野敬也/作 鉄拳/画 文響社

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あらすじ

 ある一人の僕と、擬人化した「夢」の物語。思い描いていた夢をかなえられず、諦めてしまった僕。そんな僕に、「夢」はずっとそばについてくれていた。最後に「夢」は、何も果たせなかった死ぬ間際の僕に対して、何か書き残すことを促した。そして、僕は手紙を書きはじめた。


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おすすめポイント

 多くの人が様々な挫折や苦悩を経験し、かなえられなかった夢を持っていると思います。この本の主人公である僕は途中で夢を諦めますが、僕が書いた最後の手紙で夢を持って生きることの素晴らしさを教えてくれます。 夢がある人、あった人には必見の絵本です。

by緑が丘図書館teens担当 I

楽園のつくりかた      

笹生陽子/著 角川書店

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あらすじ

 親の都合で突然田舎の学校へ引っ越すことになった優(ゆう)。そこの学校では、同級生は3人だけ。しかもその同級生は、超がつく個性的な子ばかりだった。はじまりから大きな不安を抱えながらも、優は楽しく学校生活をエンジョイできるのか!?


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おすすめポイント

 周りは、価値観が全く違うバカばかりで、苦痛で仕方ないと思っていた優でしたが、同級生と一緒に過ごす内に、気持ちに変化が表れます。友達の大切さ、そしてお父さんのことで逃げていた優が、前を向いて歩んでいく姿に、胸が熱くなります。気になった方はぜひ手にとって読んでみてください☆

勝田台図書館teens担当 Y

目でみることば

おかべたかし/文 山出高士/写真 東京書籍

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あらすじ

 いつも何気なく使っている日本語の語源、みなさん知っていますか?例えば「引っ張りだこ」。これは、「人気があり方々から引き合いがあること」という意味で、たこを日に干している形に由来しています。表紙はこの「引っ張りだこ」の写真です。他にも「勝負服」や「羽目を外す」など、色んな言葉の語源が紹介されています。

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おすすめポイント

 写真とともに解説を読んでみると、なるほど!と納得する言葉も、今まで知らなかったけどこんな言い方もあるんだ!という言葉も出てきます。「語源を知る」なんて言うと、堅苦しく感じる人もいると思いますが、この本なら楽しく読めてしまいますよ。写真集としてもおもしろい1冊です。続編の「目でみることば 2」もオススメです。


by緑が丘図書館teens担当 K