「Teensおすすめ本」では、各図書館のTeensコーナー担当が毎月オススメの本を紹介していきます。本の書名をクリックするとその本の検索結果詳細にジャンプします。

中島らもの特選明るい悩み相談室　その１　～ニッポンの家庭篇～ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

中島らも／著　集英社

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あらすじ

　日本全国から寄せられた珍妙な悩み相談と中島らも氏による絶妙な回答の特選集。
「その1」は家庭にまつわる悩み。深刻だけどどこか可笑しい７０篇を収録。

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おすすめポイント

　お父さんお母さんに対する悩み、逆に息子や娘に対する悩み。そしてそれに対する回答。どれもこれも読むと笑えます。しかし笑いながら読み進むうちにみんな本気で悩み、回答者は真面目に答えていることが分かってくるはずです。テーマは「家庭」。７０篇の中にはきっと皆さんとよく似た環境が出てくるでしょう。照らし合わせると笑ってばかりはいられないかもしれません。この本は楽しいことと辛いことは紙一重だということを教えてくれます。タレントの本上まなみさんによる巻末エッセイも的を射ていて必読です。

ｂｙ緑が丘図書館 Ｓ

ぐつぐつ、お鍋

阿川佐和子／[ほか]著　 河出書房新社

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あらすじ

　冬の定番“鍋料理”にまつわる随筆集です。
性別も年齢も、時代も様々な人たちの鍋に対する想いを感じ取れる３７編が収録されています。

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おすすめポイント

　寒い季節、食べたくなるのはやっぱり“お鍋”。この本には３７人の文筆家による「鍋」にまつわるエッセイが収められています。懐かしい思い出や、食べ方、レシピ、こだわりなどがまるで寄せ鍋のように盛りだくさん。今も昔も、あの白い湯気を囲んでいたのだな……と思うと、何だか気持ちまであったまるように感じます。
　ひとつひとつは短編でさらりと読めるので、お気に入りの作家を見つけたり、掲載されているレシピはどれも簡単に作れるので、鍋奉行になって家族や友人に振る舞ってみてはいかがでしょうか？同じシリーズに『ぷくぷく、お肉』『ずるずる、ラーメン』『つやつや、ごはん』もあるので、よかったらそちらもどうぞ。

ｂｙ緑が丘図書館　Ｋ

アインシュタイン１６歳の夢

戸田盛和／著　岩波書店

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あらすじ

　アインシュタインの生い立ちの紹介や、あの有名な相対性理論はなぜ生まれたのかなどの業績について書かれています。アインシュタインの研究に関係する人物などについても紹介されていて、彼らのイラストや実験図も多く掲載されています。

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おすすめポイント

　複雑な数式や図式などが度々出てきますが、この本のメインはアインシュタインの人生です。アインシュタインは自分でも認めていましたが、あまり優秀な学生ではありませんでした。しかし自分が疑問に思ったことは、解決するまで徹底的に取り組む性格を持っていました。そんなアインシュタインの独特な一面や一生懸命な姿を知ることができ、読むと「自分らしくがんばろう」という気持ちになれる作品です。

ｂｙ緑が丘図書館　Ｏ