2016年2月
アンネ・フランク／著 文芸春秋
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あらすじ
１９４２年、アンネ・フランクという少女がナチスによる迫害から逃れるために、隠れ家で生活をするようになります。そこでの生活を記録した日記には、戦争の恐ろしさとアンネの悩みや願いが描かれていました。
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おすすめポイント
アンネの姿は、戦争の被害にあったかわいそうな少女というよりも、過酷な時代でも希望を捨てずに必死に生きた強い女性のように感じられます。内容には残酷な部分もありますが、アンネの明るく生きようとする姿に勇気をもらえる作品です。
ｂｙ緑が丘図書館 Ｏ
藤野恵美／著 ポプラ社
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あらすじ
物語の舞台は京都。 路地を入ったところにある、古いけれども趣のある長屋で行われる男性限定の料理教室。そこに集まった、年齢も立場も育った環境も異なる４名の男性が織りなす心温まる物語。
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おすすめポイント
春は出会いと別れの季節。期待とはうらはらに、不安な気持ちもあるのではないでしょうか？物語の料理教室では「であいもん」という言葉が登場します。京料理の言葉で“海の幸と山の幸”“旬のすれ違う素材同士”など、隣同士に並ぶことはあまりないけれど、それらを合わせることでよりいっそうおいしくなる料理を表すのだそうです。本を読み進めるうちに、組み合わせによってお互いに引き立てあうというのは人も一緒だなとしみじみ感じました。自分自身が相手にとってそんな存在になれたら素敵ですよね。
今近くにいる家族や友人、恋人に出会えたことの幸せを感じ、そして、これから先の出会いがいっそう楽しみになる物語です。
ｂｙ緑が丘図書館 Ｋ
ポール・ギャリコ／著 筑摩書房
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あらすじ
ある編集者のもとに、奇妙な原稿が届けられた。暗号で書かれたようなそれは、なんと猫によって書かれた猫のための教科書だった!!
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おすすめポイント
猫を飼っている人なら誰でも思い当たることがある猫の行動が、しっかりした（？）理由付きで説明されていて、しかも本当にそんな事を考えていそうなので、本物の教科書だと納得してしまうかもしれません。もちろん猫を飼っていなくても、猫の視点で語られる小説として十分に楽しめます。
ｂｙ緑が丘図書館 Ｅ