「Teensおすすめ本」では、各図書館のTeensコーナー担当が毎月オススメの本を紹介していきます。本の書名をクリックするとその本の検索結果詳細にジャンプします。

面白くて眠れなくなる天文学

縣(あがた)秀彦／著　ＰＨＰエディターズ・グループ

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あらすじ

　　最も古い学問の一つである天文学。その最新の成果をわかりやすい図と解説で紹介しています。流れ星や一番星を見る方法などの身近な話題から、太陽系の果てや宇宙誕生の秘密まで盛りだくさんの内容です。

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おすすめポイント

　地球は過去に隕石や小惑星との衝突を何度も繰り返しています。そういった天体衝突が恐竜の絶滅の原因であったという話は、聞いたことがある方もいるでしょう。そんな天体衝突がもし今起こったら…。この他にも読んでいると眠れなくなるような面白い話がたくさん出てきます。本の表紙に書いてある「流れ星一個の重さはどれくらい？」が気になったら、ぜひ手にとってみてください。 読むと宇宙が舞台の小説や映画もいっそう楽しくなりますよ。

ｂｙ緑が丘図書館　ＳＴ

笑える日本語辞典 ～ 辞書ではわからないニッポン ～

ＫＡＧＡＭＩ＆Ｃｏ．／著　講談社

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あらすじ

　「辞典」のスタイルをとっていますが、「字引き」ではなく、言葉の上だけでは読み取れない日本文化の含みある心理を解釈した一冊。「決まり文句・紋切り型表現コレクション」「いまどきの気分を伝えるウタカタの言の葉集」など、使われ方の特徴ごとに分かれています。最初から、あるいは興味のある章から読み進める、楽しそうなイラストから読むなど、辞典だけど読み方としての自由度は満載。冗談まじりで解説しているようで、実は誤情報を発信しないようにしっかりチェックされている、ユーモラスだけど真面目な読み物辞典。

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おすすめポイント

　ひらがな、カタカナ、漢字を使い分けるだけでも難易度が高い日本語。言葉に含まれるニュアンスまでも読み取って、解釈することも必要な言葉が多いです。日本語ってむずかし～い！？でもこれを読めば難しさも笑いながら学べます！
実用的に使いこなす大人たちの実例に、ちょっと大人の世界ものぞけそう。言葉に添えてあるイラストの絶妙さにも思わず笑えてしまうので、こちらもお見逃しなく。

ｂｙ緑が丘図書館　Ｍ

戦場のコックたち

深緑 野分／著　東京創元社

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あらすじ

　　舞台は第二次世界大戦下のヨーロッパ。１７歳の時アメリカ軍に入隊したティムは、19歳になり、コック兵として初めて戦地に配属されます。彼の仕事は、戦闘に参加しつつも、その日の戦いが終われば、兵士達の食事を用意するというハードなものでした。そんな過酷な戦いの日々の中、ティムと仲間達が絆を深め、成長していく物語です。

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おすすめポイント

　料理上手な祖母の影響でコック兵となったティム。戦場は命を奪い合う場所ですが、そんな中でも人は生きるために食べなければなりません。新鮮な食材など何もない戦場でも、ティムは食べる人の事を考えた食事を作ります。戦争という重いテーマを扱いながらも、最後はしみじみ温かい気持ちになる、そんな本です。

ｂｙ緑が丘図書館　Ｓ