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2018年11月

「Teensおすすめ本」では、各図書館のTeensコーナー担当が毎月オススメの本を紹介していきます。本の書名をクリックするとその本の検索結果詳細にジャンプします。

楽しい動物化石

土屋健/著 芝原暁彦/協力 ネイチャー&サイエンス/編 河出書房新社

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・楽しい動物化石の表紙画像

あらすじ

 モンスターのような無脊椎動物からおなじみの恐竜、マンモスまで、77個の化石標本・復元標本が、想像図やわかりやすい解説をまじえて紹介されています。

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おすすめポイント

 人類が生まれる遥か昔の生物が、存在した証である化石。恐竜やアンモナイトの化石は教科書などで目にしたことがあるかもしれませんが、この本にはそれよりももっと昔(約6億3500万年前)のまだ生態などがよくわかっていない生物の化石も載っています。ページの大部分は化石の写真なので、ただ眺めていろいろと想像をふくらませるのも楽しいですよ。標本がどの博物館に展示されているかも紹介されているので、興味を持ったら実際に本物を見に行ってみましょう!

by緑が丘図書館 S

世界の美しいステンドグラス

パイインターナショナル/編著 パイインターナショナル

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 世界の美しいステンドグラスの表紙画像

あらすじ

 放射状に光を放つ円形の窓、高貴なきらめきで満たされるガラスのドーム、やわらかな光で迎えてくれる吹き抜けのロビー…。様々な空間を彩るステンドグラスを世界各地から集めた写真集です。

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おすすめポイント

 この本に収録されているステンドグラスは、いずれも息を呑むような美しさで、その光の芸術に魅了されます。世界の各地域によって全く違う幻想的な空間を楽しむことができ、日本にある彫刻の森美術館が所蔵している、ガブリエル・ロアール作「幸せをよぶシンフォニー彫刻」は特に圧巻です。高さ18m、内径8mもある塔の全面がステンドグラスでおおわれていて、圧倒的な光の渦に心を奪われてしまいます。

by緑が丘図書館 キラキラ

だいじな本のみつけ方

大崎梢/著 光文社

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だいじな本のみつけ方の表紙画像

あらすじ

 中学二年生の野々香(ののか)は、放課後の校内で忘れ物の本を見つけます。それは、まだ発売されていないはずの大好きな作家の新刊本でした。持ち主は誰か、どうやって手に入れたのかを探していくミステリーです。

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おすすめポイント

 野々香は、一冊の本と出会ったことをきっかけに、本と人とのつながりや、人との出会いを体験していきます。その中で、野々香は今まで話したことのない同級生と本について話をしたり、嫌な奴だと思っていた図書委員の男子の意外な一面を知ったりします。登場人物たちのかけあいが面白く、読んでいるとついくすりと笑ってしまう場面があります。あなたには「だいじな本」はありますか?野々香のように素敵な本と出会えたら良いですね。本好きの人はもちろん、そうでない人にも読んでほしい一冊です。

by緑が丘図書館 F