2019年3月
ドゥニ・カンブシュネ/文 ギヨーム・デジェ/絵 伏見操/訳 岩崎書店
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あらすじ
いじわるはなぜ行われるのか?人がいじわるをする理由を、哲学者たちの思想や言葉を通して一緒に考えていきます。
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おすすめポイント
みなさんも誰かにいじわるをされて嫌な気分になることがあると思います。逆に、いじわるをしてしまったこともあるでしょう。日常の色々な場所で行われる「いじわる」について、古代ギリシャのプラトンのような有名な哲学者たちも、みなさんと同じように悩み考えて生きていました。彼らの思想や言葉は、学校やインターネットの世界での「いじわる」に悩む現代に生きる私たちにとっても、心に響くと思います。もし、いじわるのことで悩んでいるならこの本を読んでみてください。きっと、悩んでいるのは自分だけではないことがわかると思います。
by緑が丘図書館 S
久住昌之/著 和泉晴紀/画 集英社
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あらすじ
著者は漫画やTVドラマで人気の『孤独のグルメ』原作者。ある日ふと、「大阪まで散歩したい」と思いつき、編集部のある東京・神保町を起点に、一人ぶらりと歩き始めました。肩ひじを張らず、気ままな“一日散歩”を重ねた大阪到達までの二年間の記録です。行く先々の土地の風情や、道中で楽しんだ食事についてなどが日記風に面白おかしく描かれています。
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おすすめポイント
東京から大阪へ…距離を考えると、散歩というより“旅”のようです。けれど著者は、野武士のごとく、ぶっきらぼうでこだわりの無い“散歩”を、大阪まで続けていきます。観光地でもなんでもない、その土地の風景を楽しむ様子がとても身近に感じられ、読んでいると自分もふらっとどこかへ行ってみたくなります。周囲に気を遣う日常を離れて、思いつくまま“散歩”に出かけてみませんか?
by緑が丘図書館 猫キック
結城浩/著 ソフトバンククリエイティブ
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あらすじ
この本は、「僕」が中学生のユーリや高校生のテトラちゃん、ミルカさんと共に数学トークを繰り広げる物語です。恒等式、連立方程式、放物線、双曲線など、中学・高校レベルの数学の問題をやさしく解いていきます。
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おすすめポイント
物語がトーク形式で展開されています。楽しく読みすすめながら数学を理解できます。また、各章の最後に問題が出題されていて、それを解くことでさらに理解を深めることができます。読んでいると数学のおもしろさを味わえて、今まで数学が苦手だった人でも好きになれるかもしれません。簡単すぎる、という方は別の『数学ガール』シリーズにもチャレンジしてみて下さいね。
by緑が丘図書館 momo