2019年6月
ブルック・バーカー/著 服部京子/訳 ダイヤモンド社
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あらすじ
「どんな生き物とも、お友だちになれますように」と生まれた日に、おばあちゃんから動物の赤ちゃんの本をプレゼントされた著者は、その願い通り生き物が大好きになりました。その後、図書館司書となり、動物について調べてわかったことを誰かに伝えたくなった著者が、動物のちょっと変わったせつない部分にスポットをあてて書いた本です。 紹介されている動物は哺乳類から魚類、鳥類まで全部で112種。すべてがゆるかわのイラスト図版で、おもしろおかしく説明されています。
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おすすめポイント
「カバは好きな子におしっこをかける」、「ヤギは正面を向いていても自分のおしりが見える」、「メガネザルの目玉は胃袋より大きい」など、動物好きな人でも知らないような話が盛りだくさん。ページをめくるたびに動物たちの“つぶやき”が聞こえてきて、思わず引き込まれて一気に読んでしまいます。動物たちの生態をしっかりと調べ上げて書いたものなので、動物ミニ図鑑としても読めます。
by緑が丘図書館 みこりん
青羽悠/著 集英社
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あらすじ
祐人(ゆうと)、理奈、薫、春樹、幼なじみの4人は中学生の頃まではいつも一緒だった。集まるのは図書館やプラネタリウムが併設された町の科学館。宿題をしながら冗談を言い合い、宇宙への夢を語り合った。時が経ち、祐人は町役場に勤め、春樹は実家の電気店を継ぎ、薫は科学館で働いている。理奈だけは大学院で宇宙の研究を続けている。それぞれの道を歩み始めた彼らが再び出会ったのは、あの頃慕っていた科学館の館長の葬儀の場だった。祐人は、久しぶりに会った理奈に「なんで夢をあきらめたの?」と聞かれ、答に詰まってしまう。そんな中、館長の遺品から謎のファイルが見つかった。そこに記された数式の意味とは?同じ頃、学校のグラウンドに描かれた2つのWの文字…その暗号の示すものとは?すべての謎が解けた時、館長の若かりし頃の夢を知ることになる。
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おすすめポイント
あなたには将来の夢がありますか?この物語には、夢に挑戦した人、夢に向かって一歩ふみ出した人、夢を探している人…様々な人物が登場します。すべての読者にとって、夢との向き合い方を考えるヒントがこの本にはあります。章ごとに語り手が変わる構成の中で、それぞれの人物の言葉から、今のあなたにぴったりなフレーズが見つかるのではないでしょうか?ティーンズのみなさんにとっては、前に進む勇気をくれる1冊となるでしょう。
by緑が丘図書館 Karin
小林百合子/文 今泉忠明/監修 小幡彩貴/絵 山と溪谷社
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あらすじ
人間は未来について想像できる唯一の動物だといわれています。そのため、たくさんの事を考えすぎて、ややこしくなりがちな毎日を送っています。そんな人間の悩みを、厳しい野生の世界で生きるいろいろな動物たちが、親身になって考えてくれる少し変わった悩み相談の本です。動物たちが教えてくれる人生のサバイバル術は、生活編、家族編、仕事編、恋愛編、学校編と悩み別になっています。相談にのってくれた動物のプロフィールや写真ものっているので、いきもの図鑑としても楽しめます。
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おすすめポイント
動物の生態や行動を紐解きながら悩みを解決に導いてくれるので、動物のイラストなどで癒されながらモヤモヤがスッキリします。悩める人もそうでない人も楽しめて、明日を生き抜くためのヒントをもらうことができます。動物たちの人生案内からシンプルな生きる力を見つけてみませんか?編ごとの「今泉先生の動物よもやま話」では、動物学者の今泉忠明先生から、人生に役立つ「悩める人への教訓」を学ぶこともできます。
by緑が丘図書館 COCONUT