「Teensおすすめ本」では、各図書館のTeensコーナー担当が毎月オススメの本を紹介していきます。本の書名をクリックするとその本の検索結果詳細にジャンプします。

よむプラネタリウム　冬の星空案内

野崎洋子／文　中西昭雄／写真　アリス館

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あらすじ

　まるでプラネタリウムの映像を見ているかのような星座解説の本です。冬の夜に見上げると広がる星空を、観察する時のポイントとともに、美しい写真でわかりやすく説明しています。月の明るさや色、星の一生についての説明もあり、神秘的な星空の世界をより詳しく知ることができます。時間の経過とともに変化する空の写真を見ながら、冬の澄んだ空気を感じることのできる本です。

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おすすめポイント

　冬の星座の目印は有名なオリオン座です。一列に並んだ『オリオンの三ツ星』を見つけることができれば、その左下にもっとも明るく輝く一等星『シリウス』がみつかります。この星達を中心に、この本で説明されているギリシャ神話を思い浮かべながら満天の星を眺めていると、今にも星座から人や動物がとび出してきそうでわくわくすると思います。冬は一年で一番華やかな星空が見られるので、この本を携えて空を見上げてみてはいかがですか。

ｂｙ緑が丘図書館　モンブラン

卵と小麦粉それからマドレーヌ

石井睦美／著　ポプラ社

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あらすじ

　菜穂のお母さんは料理上手。「お母さんって口うるさい」と思いながらも、菜穂は、毎日おいしいお菓子やごはんを食べて幸せいっぱい。入学したばかりの中学校でも親友ができ、毎日充実した日々が続いていました。 ところが、菜穂の13歳の誕生日、お母さんの爆弾発言で生活は一変し、たちまち困難に陥ってしまいます。友だちや家族に支えられて、菜穂の心が成長していく物語です。

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おすすめポイント

　もし、家族の1人が、ある日突然いなくなったらどうしますか？　菜穂は、お母さんやお父さんを責め、友達に愚痴をいいます。それでも状況は変わりません。そんなとき、教えてもらった親友の魔法の言葉に、菜穂だけでなく、読み手である私たちもハッとさせられます。誰しも生きている限り、困難にぶつかり、悩みます。悩みの種は、家族であったり、友達であったり、もしかしたら将来のことかもしれません。この物語は、戸惑い、迷い続ける私たちに、一歩を踏み出す勇気を与えてくれます。

ｂｙ緑が丘図書館　みどり

毒を出す食ためる食　子ども編

蓮村誠／著　ＰＨＰ研究所

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あらすじ

　私たちが毎日口にしている食べ物について、体や脳をさらに生かすにはどのように摂ったら良いかを解説しています。子どもの心が育つためにはどのような食事が良いのか、ダイエットが体に与える影響や、それがどのような結果をもたらすのかなど、大人が知らないために、子どもの心が発達不良になっていることを問題として、知識を持つことの重要性を唱えています。

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おすすめポイント

　医食同源ということばで知られているように、食べることはまさに生きることです。その要となる食べ物の摂り方を、インドのアーユルヴェーダ（伝統的医学）を基に、気をつけるポイントとちょっと裏話を加えて解説してあり、面白くてためになる本です。

ｂｙ緑が丘図書館　ペケポン