「Teensおすすめ本」では、各図書館のTeensコーナー担当が毎月オススメの本を紹介していきます。本の書名をクリックするとその本の検索結果詳細にジャンプします。

老犬たちの涙 ～‟いのち”と‟こころ”を守る14の方法～

児玉小枝／著　KADOKAWA

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あらすじ

　この世に生まれ、人間の家族に引き取られて長い年月を過ごし、飼い主をひたむきに愛し信じてきた犬が、老いてから飼い主の都合で捨てられる。 その後の老犬たちはどうなってしまうのか……。 見捨てられた老犬たちの悲哀に満ちた写真と共に、命の尊さについて書かれた実録です。

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おすすめポイント

　見捨てられた老犬たちは、行政施設に収容され殺処分されます。 家族に会いたくて、冷たい檻の中で悲しく心細い様子の老犬たちの姿を見ていると胸が締め付けられるようです。家族のもとで最期を迎えられなかったことに「なぜ？」という疑問が湧いてきます。 この本では、このような悲しい現実を少しでも失くすために、私たちにできること、すべきことを伝えています。 これから犬を飼う方、現在愛犬と暮らしている方など、たくさんの人に読んでほしい一冊です。

ｂｙ緑が丘図書館　MTYK

へなちょこ手づくり生活

たかぎなおこ／著　白泉社

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あらすじ

　イラストレーターのたかぎなおこさんが、黒板、封筒、クリームソーダ、ばくだんおにぎりなど次々に手作りします。イラストでつづられた手作りエピソードに加えて、使用した材料や製作工程の詳細が写真で詳しく解説されています。

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おすすめポイント

　手作りするのって楽しいけれど、いざ作ってみると、ちゃんとしたものに仕上げるのは難しいです。お店に行けばなんでも売っているし、買ったほうが安いかも……と思うことはよくあります。でも、この本には「ちょっとくらいへなちょこでも手作りしたい！世界で一つだけのものを作りたい！」という著者の手作り愛があふれています。手作り派の人はもちろん、そうでない人が読んでも楽しい本です。

ｂｙ緑が丘図書館　カッパ

アニメーションの世界へようこそ

山村浩二／著　岩波書店

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あらすじ

　一般的に『アニメ』というとコミックを指します。しかし、本来の『アニメーション』とは、それとはニュアンスが異なるものであると、著者は述べています。その歴史は『玉虫厨子（たまむしのずし）』や『鳥獣戯画（ちょうじゅうぎが）』などの絵巻物のような、時間を通して物語を伝えていくというところからはじまりました。アニメーションの制作では、企画、原案、作画、シナリオ、絵コンテなど各担当がそれぞれこだわりを持ち、その作品の完成度を上げるため試行錯誤をしています。その制作過程などを、写真を加えながら説明してある本です。

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おすすめポイント

　アニメが大好きな人や、日本のアニメの技術を習得したいと思っている人も、アニメーションがどういう工程で作り上げられていくのか知らないことも多いと思います。そんなアニメの制作過程について、この本を通して触れることができます。作る側の葛藤も書かれていて、アニメーションを見る目が変わるかもしれません。ぜひ読んでみてください。

ｂｙ緑が丘図書館　BON