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2024年5月

勝田台中学校の職場体験がありました【勝田台】

5月21日(火)・22日(水)の2日間、勝田台中学校の2年生4名が勝田台図書館で職場体験を行いました。返却本を書棚に戻す作業、破損した本を糊で修理する作業、ブックコーティングかけなど、図書館の様々な仕事に挑戦してもらいました!

 勝田台中学校 職場体験の様子

★★★体験談★★★

●僕は今回の職場体験で、配架が一番楽しかったです。勝田台図書館の本棚は、本がしっかりルール通り、きっちり並べられていたので、学校の図書室とは違い、とても配架がしやすく楽しむことができました。2日目に行ったビニールコーティング作業ですが、思った以上に集中力が必要で、大変でした。しかし、勝田台図書館の本には全てビニールコーティングしてありました。9万冊以上もある本を全て手作業でやっている、と考えると、自然と“この本を大切にしよう”と思えます。僕は今回得た知識や経験を活用して、図書委員として、学校の図書室をよりよくしていきたいと考えました。(Y・Y)

●本を運んだり、移動があったり少し大変だなと感じる所もあったのですが、その分やりがいを感じました。普だんは見られないカウンターの中をのぞけたり、予約本の確保、本の配架など、初めて体験することばかりでとても楽しかったです。とくに書庫が自動で動いていたのが印象的でした。利用者の方が、心地よく過ごせるように、たくさんの工夫がされていたのにも職員の方々の心づかいを感じました。本の修理や、フィルムかけも体験させてもらったのですが、思っていたよりも難しく、だいぶ苦戦しました。仕事の幅が広く大変だなとも感じましたが、職員の方々がていねいに教えてくださり、とても勉強になる時間になりました。(I・A)

●楽しかったこと ・本をダムウェーターに入れること。 ・糊を使って本を修理したこと。 大変だったこと ・配架・書架整理をしたこと(分類番号を探すのが大変でした)。(M・R)

●これまで図書館司書の人の仕事について、本の貸出の受け付けくらいしか知りませんでしたが、今回の体験で図書館というイメージに反してなかなかにハードな仕事だとわかりかなり驚きました。普段、図書館で目にするような仕事以外にも、倉庫の本の出し入れや、壊れてしまった本の修理といった仕事が多く、実際に体験してみて、やってみないとわからない大変さや、やりがいがよくわかりました。大変な2日間でしたが、とても良い体験ができてよかったです。(O・Y)

★★★おすすめの本★★★

職場体験をした中学生がおすすめの本を教えてくれました。

●「蟹工船」(小林多喜二/著 角川書店)
1行目から「おい、地獄さ行ぐんだで!」とあり、それ以後の文章からも地獄という表現が間違っていないと思わせるほどひどい蟹工船の船内の様子がうかがえる。その他にも労働者への奴隷のようなあつかいや、あまりにも過酷な労働環境など、当時この話のもととなった人々の生活がとても生々しく書かれており、かなりむごいが読み進めてみると止まらない一冊。(カムサツカの蟹缶)

●「リカバリー・カバヒコ」(青山美智子/著 光文社)
悩みをもった人々が公園の遊具、人呼んで〝リカバリー・カバヒコ〟に触れると回復するという都市伝説のお話です。それぞれ色々な悩みをもった人たちが〝カバヒコ〟を通して悩みを解決していきます。私たちの身近にあるような悩みを抱えている人が多く、親近感を感じるのと同時に自分の悩みの種もすっきりした気分になります。現実味のある内容で年齢をとわず、心に響く素敵な作品です。(Ami)

●「暗号クラブ」シリーズ(ペニー・ワーナー/著 KADOKAWA)
この本は、コーディ、クイン、エムイー、ルークの4人が、様々な謎に立ちむかい、解決していく物語です。タイトルの通り、この4人は、暗号クラブに所属しており、それぞれが暗号を解くことを得意としています。また、物語中に出てくる暗号は実際にイラストで載っています。その暗号の種類も、アナグラム、モールス信号、点字など、多岐に渡っており、読む人をあきさせません。他にも、しっかり答えが後ろについていたり、モールス信号や点字の早見表があったりなど、暗号初心者にもやさしくなっているので、ぜひ、自分で手にとって読んでみるのはどうでしょうか?(yama)

●「ボッコちゃん」(星新一/著 新潮社)
「宇宙(星)」から「街」までのストーリーがいっぱいある、ショートショートの本です。ストーリーの登場人物は「エヌ氏」「エス氏」という言い方で書いてあります。もしあなたがストーリーの登場人物を考える時に「難しい!」となったら、「〇さん」(←アルファベットが入ります。例:Mさん)と書いてもいいですよ!(マツヤ)

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2日間お疲れ様でした! 体力や根気のいる作業の多いなか、どの仕事も責任をもってやり遂げてくれました!体験のあとで図書館の中を眺めると、違った景色にみえるのではないかと思います。気が向いたら、ぜひまた図書館を利用しにきてくださいね!


萱田中学校の職場体験がありました【勝田台】

5月16日(木)・17日(金)の2日間、萱田中学校の2年生3名が勝田台図書館で職場体験を行いました。返却本を書棚に戻す作業、破損した本を糊で修理する作業、おはなし会でのよみきかせなど、図書館の様々な仕事に挑戦してもらいました!

 萱田中学校 職場体験の様子

★★★体験談★★★

●本を本棚にいれる時に、番号や人の名前をさがし、そこにいれるのがめちゃむずかしかったが2日目のほうがなれて、できるようになってとてもうれしかったです。最初はまったく何をすればいいかわかりませんでしたが、どんどんわかるようになりました。本をならべる時に脳をつかったおかげで本のいちやならべる場所を覚えました。(K・A)

●楽しかったことは、本棚にある本をそろえる作業が楽しかったです!あの作業はつかれてしまうけど楽しかったため、もっとやりたかったなと思いました!図書館の仕事で興味があることはカウンターの受付をやってみたい、ちょうせんしてみたい、いつかしてみたいと思いました。大変だったことは、返きゃくされた本を元の棚に戻すのと、記号がよくわからなくて、まよったりして先生をこまらせてしまったのがもうし訳ないと思いました。けど色々な体験が出来てほんとうにたのしかったです!(M・M)

●返却された本を本棚に返すのが少し大変だった。本の番号の場所を覚えるのが大変だった。図書館の仕事はどれも難しかったけれど、仕事をするのが楽しかった。働くことは大変だったけれど、とてもやりがいを感じたし、お昼ご飯がいつもより美味しく感じた。本をきれいな状態で維持するために沢山の努力を重ねていてすごいと思った。貴重な体験をさせていただきありがとうございました。(M・R)

★★★おすすめの本★★★

職場体験をした中学生がおすすめの本を教えてくれました。

●「ショットガン・ナウル」(三月みどり/著 KADOKAWA)
夢をあきらめない強い心。友だちを元気にさせるやさしい心。しゅじんこうの友だちは同じ夢ではないが自分と同じ想いで夢をかなえようとしていること。夢はかんたんにかなわないけどそれでもがんばるすがたがカッコイイです。(あやっち)

●「ショットガン・ナウル」(三月みどり/著 KADOKAWA)
私がこの本をおすすめする理由は、夢を叶えるために血のにじむような思いをしてもあきらめなかった主人公達がとてもかっこよくて、より多くの人に知ってもらいたいと思ったからです。主人公である七瀬レナは「ハリウッド女優になる」という夢を叶えるために、日本からアメリカに移住してきました。そこで一流のハリウッド女優であるヴィクトリア・ミラーとエヴァ・スミスに出会います。最初は順調で、事務所にも所属することが出来たのですが、オーディションに受からなくなってしまい、さらには事務所までクビになってしまいます。そんな時、脚本家を目指していたエヴァに…この後はぜひ「ショットガン・ナウル」を読んで確かめてみてください!面白いので本当におすすめです!(しう)

●「かわいそ笑」(梨/著 イースト・プレス)
この本は、ネットの怪談で、その場に自分が居るかのような体験をしているみたいで読んでる人も話の世界に入れるのが良いと思いました。この話は怪談だけではなく、読み解く系なので、読み解く面白さもあって読んでみて損はないと感じました。この話はインターネット上に伝わる多くの怪談、その中に何故か特定の「あの子」が被害にあう奇妙な怪談が出回っていたという話です!ぜひ面白いので読んでみてください!!(M.M)

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2日間お疲れ様でした! 力仕事や根気のいる作業もありましたが、どの仕事にも積極的に取り組んでくれました。体験のあとで図書館の中を眺めると、違った景色にみえるのではないかと思います。気が向いたら、ぜひまた図書館を利用しにきてくださいね!