おすすめの本(11)

『ガラスの梨 ~ ちいやんの戦争 ~ 』 越水利江子/作,牧野千穂/絵,ポプラ社,913/コ
昭和十六年、日本は中国やアメリカ、イギリスと戦争をしていました。笑生子(えいこ)は大阪(おおさか)の国民学校に通う小学校3年生で、みんなからちいやんとよばれていました。ある日、ちいやんの大好きなやさしい成年(なるとし)兄やんが戦争に行くことになってしまいました。それから四か月後、成年兄やんの戦死の知らせがとどき、ちいやんと家族は悲しみにくれます。
戦争にまきこまれ、次第に変わっていく人々の生活が、ちいやんの目を通してリアルに書かれています。作者のお母さんの体験をもとに書かれたお話で、平和への強い願いが伝わってきます。(緑が丘図書館)

『大好き!おじさん文庫』 深山さくら/著,文研出版,017/ミ
山形県鶴岡市(つるおかし)の羽黒(はぐろ)第四小学校は山あいにある小さな小学校です。1974年4月、この小学校に「本を買ってほしい」とお金が送られてきました。お金は毎月届くようになり、手紙がそえられていましたが、名前は書かれていませんでした。子どもたちはこの手紙のおくりぬしを「鶴岡のおじさん」とよぶようになり、顔も名前もわからないおじさんに会いたいと思うようになりました。それまで小学校に図書室はなく、小さな本だなが2つろうかにあるだけでしたが、おじさんのおかげで本はだんだんとふえていきました。 そして、それらの本を「おじさん文庫(ぶんこ)」と名付け、子どもたちは、「おじさん文庫」の本を楽しむようになりました。子どもたちとおじさんの、おたがいを思いやる気持ちに心を打たれる本当にあったお話です。(緑が丘図書館)

『おはなしどうぶつえん』 さいとうしのぶ/作・絵,成島悦雄/監修,PHP研究所,913/サ
みなさんは、どうぶつえんにいったことがありますか?どうぶつえんは、いろいろなどうぶつを見たり、ふれあったりできる、とてもたのしいところです。そんなどうぶつえんのどうぶつたちは、いつもどんなことをおもっているのでしょう?どうぶつたちも、にんげんとおなじように、じぶんが目立たないことを気にしていたり、人気のあるどうぶつをうらやましくおもったりしているのでしょうか。さあ、おはなしどうぶつえんにいって、どうぶつたちのおしゃべりをきいてみましょう。(緑が丘図書館)

『公平、いっぱつ逆転!』 福田隆浩/作,小松良佳/絵,偕成社,913/フ
ぼくは白石公平、小学5年生。気が弱くて、目立つのがきらい。でも、どうしたことか、転校先の小学校では、空手の達人ということになっていた。学校のいじめグループから目をつけられ、ある日とうとうよび出された。
次から次へとふりかかる困難(こんなん)にも負けず、友達に勇気付けられ、また運も味方につけて、公平はいじめグループに立ち向かいます。公平を応援(おうえん)したくなる、楽しく読みやすい物語です。(緑が丘図書館)

『マオのうれしい日』 あんずゆき/作,ミヤハラヨウコ/絵,佼成出版社,913/ア
ケイコさんがかっている犬のジュリが、4ひきの子犬を生みました。その中の1ぴきは前足がほとんどありませんでした。ケイコさんは、まっすぐ強く生きていけるよう、真(しん)に生きると書いて、真生(まお)と名前をつけました。マオは、兄弟たちとちがって自由に歩いたり走ったりできませんが、明るいせいかくで、元気に育っていきました。それを見て、ケイコさんは、マオが自由に歩けるように、「前足用車イス」を作ってもらいたいと思うようになりました。けれども、犬が車イスで生活することはむずかしいと言われていました。マオから元気をもらえるような、心温まるお話です。(緑が丘図書館)

『りりちゃんのふしぎな虫めがね』 最上一平/作,青山友美/絵,新日本出版社,913/モ
りりちゃんは小学校1年生。人とはなしをするのがにがてで、しっている人にあうとドキドキしてしまいます。きょうしつでは、だれにもはなしかけられないように、めだたないようにしています。りりちゃんは、ふしぎな虫めがねをたいせつにしています。ある日、虫めがねで学校の中をのぞいてみると、学校がうみに、先生やクラスの子たちがうみの生きものに見えてきました。その日の休みじかん、りりちゃんはだんご虫をみつけ、ふでばこに入れました。ところが、りりちゃんはきょうしつで、そのふでばこをおとしてしまい、だんご虫がいなくなってしまいました。すると、クラスのみんながさがしてくれることになりました。さがしているうちに、いままでさかなに見えていたクラスの子たちのすがたがだんだんかわっていき…。とても人見しりなりりちゃんの、ふしぎなおはなしです。(緑が丘図書館)

『着物の大研究 ~ 和の文化に触れてみよう!伝統的な日本の衣装 ~ 』 馬場まみ/監修/著,PHP研究所,593/キ
お正月、初詣(はつもうで)に出かけると着物姿(すがた)の女性を多く見かけます。ふだんの生活の中で着物を着る機会はほとんどありませんが、お宮参り、七五三、成人式などの人生の節目(ふしめ)となる行事の時に、日本の伝統的な民族衣装(いしょう)である着物を着る人が多いようです。この本では、着物の着方や着こなし方の他、生地の種類やそめ方などを知ることができます。着物にふれる機会は少ないかもしれませんが、着物について学ぶことで、着物を身近に感じる事ができるといいですね。(緑が丘図書館)

『七福神の大阪ツアー』 くまざわあかね/作,あおきひろえ/絵,ひさかたチャイルド,913/ク
七福神を知っていますか?えびす様、びしゃもん様、大黒様、べんてん様、ほてい様、ふくろくじゅ様、じゅろうじん様の7人の神様のことです。わたしたちのねがいごとを聞いてくださる神様たちは、年に一度、みんなで出かける旅行を楽しみにしています。今年は大阪(おおさか)に行くことになりました。神様たちは、乗っていた船をゴージャスにかいぞうしたり、昔からの友人ビリケンさんに会いに行ったり、ユニバーサルスタジオジャパンに行って、魔法(まほう)の国を楽しんだりと、おおはしゃぎ。神様たちの、楽しそうな旅行の様子をちょっとのぞいてみましょう。(緑が丘図書館)

『なんてだじゃれなお正月』 石崎洋司/作,澤野秋文/絵,講談社,913/イ
もうすぐお正月。ママから門松(かどまつ)をかってくるようにたのまれたあゆみは、じんじゃで、いがぐりあたまとぷくぷくほっぺの男の子にであいました。男の子は、じぶんのことを年神(としがみ)だなんていいます。年神というのは、お正月の神さまで、みんなが楽しくお正月をすごせるようにみまもってくれます。男の子は、「門松をかざるなら、二十八日か三十日だからね。二十九日はだめ。『九』の字はくるしいにつながるから…」とおしえてくれました。そして、大みそかのよる、トイレにおきたあゆみはびっくり。あの男の子がいえの中にいたのです。年神くんは、トイレやだいどころに“わかざり”をかざってとか、新年(しんねん)のあさいちばんに水をくむ“若水(わかみず)くみ”をしてとか、いろんなことをいいだしました。
お正月のぎょうじには、一つ一ついみや正しいやりかたがあります。あゆみといっしょに、お正月のあれこれを学んでみましょう。(緑が丘図書館)

『ミシンなしでかんたん!季節の手芸 冬』 C・R・K design/著,理論社,594/シ
クリスマスやお正月など、冬のイベントに合わせて手作りの小物を作ってみましょう。この本では、かんたんにできるものから、ぬったり編んだり、時間をかけて作るものまで、毛糸のポンポンで作るかざりや、フェルトのかわいいオーナメントなど、小物の作り方が、たくさん紹介(しょうかい)されています。「ミシンなしでかんたん!季節の手芸」シリーズの本は、他に春・夏・秋があります。どの本にも、季節に合った手芸作品の作り方がのっています。クリスマス、バレンタインなど、友達同士でプレゼントを交換(こうかん)する機会が多い冬、プレゼントを手作りして みんなをおどろかせてみませんか。(緑が丘図書館)

『クリスマスがちかづくと』 斉藤倫/作,くりはらたかし/画,福音館書店,913/サ
クリスマスが近づくと、みんな楽しい気持ちになりますが、セロはちがいます。なぜなら、クリスマスはいつも1人きりだからです。お母さんは仕事だし、お父さんは家にもどってこなくなるのです。だからセロはクリスマスが大きらいでした。ある時、セロはお母さんに「お父さんはどうして冬になると帰ってこないの?」と聞きました。すると、お母さんは「やくそく守れる?」と言って、お父さんがサンタクロースであること教えてくれました。ですが、ひみつを知っても、セロの気持ちは変わりません。でも、友だちのジュナがサンタクロースとクリスマスを楽しみに待っていることを知ると、セロの気持ちに変化がおとずれます。もし、お父さんがサンタクロースだったら、あなたならどうでしょうか?(緑が丘図書館)

『すみれちゃんのすてきなプレゼント』 石井睦美/作,黒井健/絵,偕成社,913/イ
すみれちゃんは小学3年生、いもうとのかりんちゃんはようちえんせいです。あるあさ、ママが「ああ、もう、たいへんだわ。」といいました。カレンダーがさいごの1まい、つまり12月になったのです。12月はクリスマスがあって、サンタさんがきてくれます。サンタさんがくるということは、プレゼントがもらえるということです。すみれちゃんは、きょねんのクリスマスをおもいだしてにやにやしてしまいました。すみれちゃんとかりんちゃんは、クリスマスツリーのかざりつけをしたり、アドベントカレンダーのページを1日ずつはがしたりしながら、クリスマスがくるのをたのしみにしています。クリスマスがちかづいてくると、わくわくしますね。ことしは、どんなクリスマスになるでしょうか、たのしみです。(緑が丘図書館)

『キリンの運びかた、教えます』 岩貞るみこ/文,たら子/絵,講談社,680/イ
物を運ぶ“物流”は、わたし達の日常生活に欠かせません。この本は、そんな物運びのプロの話がのっています。岩手県の動物公園から東京の上野動物園までキリンを運ぶ、山口県の工場からイギリスまで、新しい鉄道の車両を運ぶ、古くなったこども病院から新しい病院まで、物も入院患者(かんじゃ)もスタッフもまとめて運ぶという3つの仕事について書かれています。それぞれのプロが、細やかな計画をたて、しっかりと準備をおこない、最後まできっちりと仕事をこなしていく、その過程を知ることができます。プロ達の“仕事ぶり”をじっくり味わってみてください。(緑が丘図書館)

『本屋さんのルビねこ』 野中柊/作,松本圭以子/絵,理論社,913/ノ
本屋「本の木」にはねこがいます。「本の木」のすみに転がっていたほこりから生まれた、小さくってねずみのようなねこです。活字のルビ(漢字のふりがなのこと)のように小さいから、ルビという名前になりました。ルビは、ねずみとまちがえられたり、友達になったトラねことフィッシュ&チップスをつまんだり、いろいろな経験(けいけん)をします。そして、店主のモシモさんにやさしく見守られながら、本屋「本の木」のかんばんねこになっていきます。もしも、本屋のかんばんの近くにねずみ色のねこを見つけたら、それはルビかも知れません。そーっと話しかけてみましょう。(緑が丘図書館)

『てんぐのくれためんこ』 安房直子/作,早川純子/絵,偕成社,E/ハ
たけしはめんこがへたくそです。きょうもしょうぶにまけて、かってもらったばかりのあたらしいめんこを、ともだちにとられてしまいました。かなしい気もちでいえにかえるとちゅう、へんなかぜがざざーっとふいてきました。「おい子ども」とこえがして、見上げてみると、まっ赤なかおとあきれるほどながいはなをもつ、大きなてんぐが立っていました。てんぐは、たけしに赤いかきのはで、めんこをつくってくれました。てんぐからもらっためんこをつかって、たけしはきつねの子どもたちとしょうぶをします。たけしは、きつねの子たちにかてるでしょうか。(緑が丘図書館)

『香菜とななつの秘密』 福田隆浩/著,講談社,913/フ
小学5年生の香奈(かな)は、はずかしがり屋で、人前で話すことが苦手です。ある日、香奈と仲良しの梨花(りか)ちゃんが、学年文庫から歴史の本を借りると、それから不思議なことが起こり始めました。借りていない本が梨花ちゃんのバッグや机(つくえ)の中にいつのまにか入っていて、その本を読んで返すとまたちがう本が入っているということが3回も続いたのです。その話を聞いた香奈は、梨花ちゃんに、「その歴史の本にのろいがかかっているかも」と、本を返すようにすすめました。香奈は、このなぞの答えがわかったのです。香奈が、もちまえの聞き上手と観察眼で、学校で起こる七つの秘密(ひみつ)を解いていきます。(緑が丘図書館)

『交響曲「第九」歓びよ未来へ! ~ 板東俘虜収容所奇跡の物語 ~ 』 くすのきしげのり/作,古山拓/絵,PHP研究所,210/ク
ベートーベンの作った交響曲(こうきょうきょく)第九番「第九」は、「歓び(よろこび)の歌」といわれています。日本では、年の終わりに演奏会(えんそうかい)が多く開かれており、さいごの第四楽章の大合唱(だいがっしょう)はとくに有名です。鳴門市(なるとし)の小学校に転校してきたあいちゃんは、どうしてここの人たちがドイツ語で「第九」を歌うのかぎもんに思って、おばあちゃんに聞いてみました。すると、おばあちゃんは、ドイツの俘虜(ふりょ:捕虜(ほりょ))のことが書かれた本を読んでくれました。1917年、第一次世界大戦(たいせん)の時、徳島県(とくしまけん)の板東俘虜収容所(ばんどうふりょしゅうようじょ)には、日本とたたかって負けたドイツ兵(へい)が集められていました。ほかの収容所は、きびしい決まりごとがあり、俘虜たちは自由に生活できませんでした。でも、この収容所の松江所長は、俘虜を自分の国のためにはたらいたゆうかんな人たちとして、信頼(しんらい)し温かくせっしました。だからこの収容所には「自由」と「生きるよろこび」があり、そのよろこびをこめて、ドイツ兵たちは「第九」を歌いました。あいちゃんは、このドイツ兵たちの想いにふれ、自分も「第九」を歌いたいと思いました。アジアではじめて「第九」が演奏された町が舞台(ぶたい)の、本当にあったお話です。(緑が丘図書館)

『るすばんおばけ』 舟崎克彦/作,西川おさむ/絵, 佼成出版社,913/フ
ぼくは、おばけのこ。パパとママがおでかけして、はじめて一人でよるのおるすばんをする。なんだかちょっとこころぼそくて、おちつかない。かがみにむかって「ぼくはひとりぼっちじゃない」というと、「そっちにいってやろうか」と、もう一人のぼくが、かがみから出てきた。じぶんが二人になって、こころづよくなった。でも、もう一人のぼくは、ぼくといれかわろうとおもっているらしくて…。
一人でもよみやすいおはなしです。(緑が丘図書館)

『月学 ~ 伝説から科学へ ~ 』 稲葉茂勝/著,縣秀彦/監修,今人舎,446/イ
夜空にうかぶ月。いつも目にしているのに、その月について意外とよく知らないという人が多いのではないでしょうか。この本には、月の満ち欠けについてや、月はどうやってできたのかというような月に関する疑問(ぎもん)、お月見など、わたし達と月との関わりなどが、わかりやすく書かれています。この本を読むと、月がもっと身近なものに感じられ、毎日月を見上げるのが楽しくなるかもしれません。(緑が丘図書館)

『ぼくたちいそはまたんていだん』 三輪一雄/作・絵,松岡芳英/写真,偕成社,407/ミ
春休み、ぼくと、いとこのまりちゃんは、じっちゃんによばれた。じっちゃんは、「春のはま・夏のいそ・秋のはま・冬のいそ」と、なにか暗号のような文が書いてある1まいの紙をぼくらにくれた。じっちゃんが考えたなぞときゲームをやらないかというのだ。ゲームは、海辺(うみべ)に流れついた物をさがす“ビーチコーミング”をしながら、暗号をとくというものだった。さっそく、ぼくらは海岸にでかけていき、なぞときを始めることにした。
この本で、2人は、じっちゃんの家の近くの相模湾(さがみわん)で、1年を通してビーチコーミングをしました。“はま”や“いそ”には、季節(きせつ)ごとに色々な物が流れ着きます。それらの実物大の写真ものっていて、図鑑(ずかん)として楽しむこともできます。本を読んで、2人のように、ビーチコーミングを体験(たいけん)してみましょう。(緑が丘図書館)

『うみのとしょかん』 葦原かも/作,森田みちよ/絵,講談社,913/ア
おだやかなうみのそこに、うみのとしょかんがあります。ここは、あらそいがないので、さかなたちがゆっくりとあんしんして本をよむことができます。としょかんのスタッフはわかいヒラメです。本をよみたいさかなたちに、ピッタリな本をさがしてくれます。きょうも、タコやマンボウやマグロたちが本をかりにやってきました。
うみのなかにあるとしょかんってどんなところなんでしょう。ぜひいってみたいですね。ヒラメはわたしたちに、どんな本をみつけてくれるでしょうか。(緑が丘図書館)

『千葉県いきものかんさつガイド』 千葉県生物学会/編,千葉県生物学会,090/チ
わたしたちの住んでいる千葉県には、豊かな自然があります。手賀沼(てがぬま)・印旛沼(いんばぬま)、利根川、谷津田、房総(ぼうそう)の山々などがあり、周囲は海に囲まれています。豊かな自然のなかでは、いろいろないきものがくらしていて、千葉県固有のいきものも数多く見られます。わたしたちの周りのいきものを知ることは、いきものを守ること、環境を守ることにもつながります。この本には、わたしたちの周りのいきものと、そのいきものを観察できるスポットがしょうかいされています。この本をかた手に、身近な観察スポットをたずねてみませんか?(緑が丘図書館)

『人に育てられたシロクマ・ピース』 高市敦広/語り,平野敦子/構成・文,学研パブリッシング,489/タ
ホッキョクグマのピースは、愛媛県(えひめけん)とべ動物園でくらしています。お母さんはバリーバというクマですが、ピースは飼育員(しいくいん)の高市(たかいち)さんに育てられました。高市さんは、ミルクをあたえたり、話しかけたり、おふろに入れたり、いっしょにねむったりと、お母さんだったらどうするか考えながら、本当の母グマのように、つきっきりでピースの世話をしました。ピースと高市さんの親子のきずな、子育てのたいへんさについて、この本で知ることができます。なにより、かわいらしいピースのすがたに、いやされる本です。(緑が丘図書館)

『ソフィーのねがいごと』 ウェンディー・オルー/文,ゆあさふみえ/訳,むかいながまさ/絵,あすなろ書房,933/オ
ソフィーには三つのねがいごとがあります。一つ目、ペットがかえますように。二つ目、いとこができますように。三つ目、ソフィーのいえのまえのこうえんにある、「ノアのはこ船(ぶね)」というペットショップにいけますように、というねがいです。7さいのたんじょうび、ソフィーの三つ目のねがいごとがかないました。「ノアのはこ船」にいけることになったのです。いっぽう、ペットショップ「ノアのはこ船」のノアさんふうふにも、まごがほしいというねがいごとがありました。ソフィーはノアさんふうふとなかよくなり、まい日のように「ノアのはこ船」に出かけ、ペットのせわをするようになります。なかよくなるにつれて、ソフィーとノアさんふうふのねがいごとは、だんだんかわっていきました。ソフィーとノアさんふうふのふれあいに、こころがあたたかくなるおはなしです。(緑が丘図書館)

『今日よりは明日はきっと良くなると ~ 愛犬・太刀と暮らした16年 ~ 』 茂市久美子/著,講談社,369/モ
小畑幸子(おばた さちこ)さんは、東日本大震災(だいしんさい)の時、岩手県の大槌町(おおつちちょう)で大きな津波(つなみ)におそわれました。一人息子と夫をなくし、自宅(じたく)も流されてしまい、幸子さん自身も病気やけがで入院し、大変つらい思いをしました。震災後、幸子さんは自分の気持ちを「短歌」という形で書きとめながら、愛犬「太刀(たち)」といっしょに悲しみを乗りこえ前向きにくらしています。この本の著者(ちょしゃ)は、「つるばら村シリーズ」を書いた作家の茂市久美子(もいち くみこ)さんです。茂市さんは、幸子さんのことを多くの人に知ってもらい、読んだ人が前向きにがんばろうという気持ちになってほしいとこの本を書きました。「今日よりは明日はきっと良くなると」という幸子さんの言葉が、心に残ります。(緑が丘図書館)
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