
『ちょっとした奇跡』 緑川聖司/作,宮嶋康子/絵,小峰書店,913/ミ
しおりは、小学校5年生の女の子。図書館で本を借りて読むことが大好き。しおりが通う図書館では、不思議なことが次々に起こります。ある日、しおりは図書館の玄関の前にドッグフードの缶がありました。誰が、何のために置いているのでしょう?
*全部で5つのお話が入っています。
『アーベルチェの冒険』 アニー・M.G.シュミット/作,西村由美/訳,岩波書店,949/シ
アーベルチェは、デパートのエレベーターボーイになりました。デパート開店の日、アーベルチェが一番上のボタンを押すと、エレベーターはデパートを飛び出して、空へ飛んでいきました!乗っていた3人のお客とともに、エレベーターでの世界旅行の始まりです。
『もりのたいしょうははりねずみ』 モーラ・フェレンツ/さく,レイク・カーロイ/え,うちかわかずみ/やく,偕成社,933/モ
クマは、じぶんが「もりのたいしょう」だと思っています。ところが、「ハリネズミが、もりのたいしょうだ」というはなしをきいたクマは、おこってハリネズミのところにいきます。ハリネズミとクマ、もりのたいしょうになるのは、どちらかな?
『引き出しの中の家』 朽木祥/作,金子恵/絵,ポプラ社,913/ク
女の子と小さな人「花明かり」のおはなし。不思議な話が大好きな人におすすめしたい1冊です。世代をこえて約束をはたそうとする薫を応援したくなります。また、挿絵がきれいでかわいらしいので、この本を読むとかわいい「花明かり」に会えそうな気がしてきます。(M)
『動物の「跡」図鑑』 ジニー・ジョンソン/著,宮田攝子/訳,友国雅章/日本語版監修,西海功/日本語版監修,川田伸一郎/日本語版監修,文溪堂,481/ジ
動物のふんやあしあと、巣などをのせているので、動物が好きな子に特におすすめです。写真、絵がたくさんあるので1・2年生からも楽しめます。最後に言葉の説明もあり、索引も調べやすいように工夫されているので、調べ学習にも使ってみてください。(M)
『おとうさんはパンやさん』 平田昌広/作,鈴木まもる/絵,佼成出版社,E/ス
パンやのお父さんが仕事をする様子を小学生のサキちゃんから見た絵本です。お父さんの頑張っている様子がよく伝わります。また、お父さんがサキちゃんにたのみごとをする時の様子がとてもすてきです。ぜひ、お父さんにも読んでほしい本です。(M)
『言葉はなぜ生まれたのか』 岡ノ谷一夫/著,石森愛彦/絵,文藝春秋,481
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なぜ、人間だけが「ことば」を話すのか?動物の鳴き声と人間のことばの違いから、考えてみよう!人間のことばには、4つのとくちょうがあるんだって。わかるかな?
『エゾシカ ~ 北国からの動物記4 ~ 』 竹田津実/文|写真,アリス館,489/タ
エゾシカは、北海道の野生動物です。春には南から北へ、秋には北から南へと、200キロあまりも、旅をしてくらしています。エゾシカの春夏秋冬のくらしを見てみよう!
『ホネホネすいぞくかん』 西澤真樹子/監修・解説,大西成明/しゃしん,松田素子/ぶん,アリス館,481/ホ
むかし、むかし。ホネをもつ、さいしょのいきものは、どこでうまれたんだろう?・・・それは、海!海のいきものの、ホネを見てみよう!マグロ、エイ、ヒラメ、サメ。それから、タツノオトシゴ、ラッコ、イルカ!みんな、どんなホネをもっているのかな?
『ベイカー少年探偵団 1~6』 アンソニー・リード/著,池央耿/訳,評論社,933/リ
シャーロック・ホームズを助けるベイカー少年探偵団のかつやくを中心に描かれた本です。シャーロック・ホームズが好きな人はもちろん、推理小説を読んだことがない人も、少年探偵団の冒険にはらはらすると思います。まずは1巻から読んでみてください。(M)
『たまごのなかにいるのはだあれ?』 ミア ポサダ/さく,ふじたちえ/やく,福音館書店,E/ポ
いろいろな卵の様子とその赤ちゃんが分かる本です。マガモについては卵の中も絵で描かれています。写真では少し見るのに勇気がいりますが、絵でわかりやすくかかれているので、卵の中が見たいけど、ちょっと怖いなと思っている人におすすめです。(M)
『リスとはじめての雪』 ゼバスティアン・メッシェンモーザー/作,松永美穂/訳 ,コンセル,E/メ
冬になると眠ってしまうので、リスは雪をみたことがありません。どうしても雪が見たいリスは、雪を見るまで、友達のハリネズミやクマ一緒に起きている事にします。
雪を見るために、リス、ハリネズミ、クマがさまざまな工夫をしたり、いろいろな物を雪だとかんちがいをしたりするのが楽しい絵本です。(M)
『モーツァルトはおことわり』 マイケル・モーパーゴ/作,マイケル・フォアマン/絵,さくまゆみこ/訳,岩崎書店,933/モ
世界的に有名なバイオリニストのパオロ・レヴィは、決してモーツァルトの曲だけは演奏しない。ある日、レヴィはその秘密を語りだす。そこには、ナチスの強制収容所での悲しい記憶が隠されていた。
『子どもに語るイギリスの昔話』 [ジョセフ・ジェイコブズ/再話],松岡享子/編・訳,こぐま社,933/ジ
森の中にすてられた、三人のむすめ。たどりついたのは、人くいの大男の家でした。すえっこのモリーは、ちえをはたらかせ・・・(かしこいモリー)。ほかに、「おばあさんとぶた」など、16のおはなし。
*「子どもに語る」シリーズには、日本、アジア、ロシア、グリムなどもあります。
自分で読んでも、読んでもらっても、楽しめる昔話集です。
『ネコのホームズ 十三かかしの呪い』 南部和也/作,YUJI/絵,理論社,913/ナ
ネコのホームズは、めいたんてい。じゅういのダニーをじょしゅに、じけんをかいけつします。「十三かかしの呪(のろ)い」など、4つの事件(じけん)のなぞをといてみよう!
*「ネコのホームズ」シリーズの2冊目です。
『ケニー&ドラゴン』 トニー・ディテルリッジ/作・絵,水間千恵/訳,文溪堂,933/デ
怖いとうわさされるドラゴンですが、実は本が大好きで好奇心がおうせい、好きな食べ物はクレームブリュレ。そんなドラゴンと本が好きなケニーが出会って仲良くなりますが…。みんなに怖がられ、退治されてしまうかもしれないドラゴンを、ケニーがどうやって守ろうとするのかが気になる本です。(M)
『ウイルス!細菌!カビ!原虫!』 ヘールト・ブーカールト/作,セバスチアーン・ファン・ドーニンク/絵,野坂悦子/訳,塩崎香織/訳,出井正道/監修 ,小林直樹/監修,くもん出版,465/ブ
ウイルスや細菌についてやさしい言葉や絵で説明している本です。インフルエンザがはやり始めるこれからの時期に特におすすめです。それぞれの章の最後に確認のクイズがついているので、読んだ後、友達やお家の人とクイズを出し合って楽しめるかもしれません。(M)
『ノマはちいさなはつめいか』 ヒョンドク/文,チョウミエ/絵,かみやにじ/訳,講談社,E/チ
男の子がダンボールで工作をする様子を丁寧に描いた絵本です。平面の段ボールから立体をつくっていく様子も描かれていて、この本を読むと大人でもダンボールで工作を作りたくなると思います。工作が大好きな人にぜひ読んでもらいたい絵本です。(M)
『ぼくは恐竜造形家 ~ 夢を仕事に ~ 』 荒木一成/著,岩崎書店,457/ア
恐竜造形家とは、博物館の恐竜復元模型などを作る仕事です。初めて恐竜模型を作ったのは、中学生のとき。それから、雑誌に投稿したり、仲間と競ったりして工夫を重ねて20年。とうとう趣味だった恐竜模型作りを職業にしました。
『子ども寄席 春・夏』 六代目柳亭燕路/作,二俣英五郎/絵,日本標準,779/リ
「寿限無(じゅげむ)」や、「皿屋敷(さらやしき)」など、9話の落語が読めます。読んで楽しんだら、覚えて語ってみよう!
*春・夏編と、秋・冬編の2冊があります。
『ぼくのかわいいおさるちゃん』 ウルフ・ニルソン/作,菱木晃子/訳,クリスティーナ・ディーグマン/絵,岩波書店,949/ニ
ぼくは、南アフリカにすんでいる。みんなは、町はずれにすむヒヒたちを、こわがっている。でも、ぼくは、赤ちゃんヒヒとなかよくなった。とてもかわいい、ぼくのおさるちゃんだ。ある日、ヒヒたちが、ぼくの家にはいってきた。大人は、おおさわぎして、とうとう銃(じゅう)をもってきた!
『虫の目で狙う奇跡の一枚』 栗林慧/著,金の星社,743/ク
昆虫写真家栗林慧が昆虫の写真をとることについての魅力を語っている本です。栗林慧さんがとった写真はこの本だけでなく、図書館の本にもたくさんあります。(M)
『わたしの病院、犬がくるの』 大塚敦子/写真・文,細谷亮太/監修,岩崎書店,E/オ
小児病棟にセラピー犬が来た様子を写真と文章で表現した本です。文章はかんたんな言葉で書かれているので、低学年でも楽しめると思いますが、3・4年生以上や大人に読んでもらいたい本です。親子で読んで話し合うのにもいいと思います。(M)
『マクドナルドさんのやさいアパート』 ジュディ・バレット/文,ロン・バレット/画,ふしみみさを/訳,朔北社,E/バ
しおれたトマトを元気にするため、アパートの管理人マクドナルドさんはいけがきをこわし、そのまわりに畑を作り始めました。トマトはぶじに元気になりましたが…。
長いお話ですが、マクドナルドさんのびっくりする行動が楽しくて、絵本が大好きになると思います。(M)
『ジェイとレイふたりはひとり!?』 アンドリュー・クレメンツ/著,田中奈津子/訳,講談社,933/ク
ジェイとレイは、ふたごの兄弟。いつも2人いっしょでした。ところが、転校した初日、レイは学校を休みます。1人で学校に行ったジェイは、レイのことを誰にもきかれません。学校の名簿には、ジェイ1人だけしか名前がなかったのです。そこで、ジェイとレイは、一日おきにジェイとして学校に行くことにします。けれども・・・。
『とどろケ淵のメッケ』 富安陽子/作,広瀬弦/絵,佼成出版社,913/ト
メッケは、とどろヶ淵で、一番小さいカッパです。みんなが大相撲大会にでかけた日、メッケは留守番をさせられていました。そのとき、メッケは、とどろヶ淵に水が流れてこないことに気づきます。なぜ、水が流れてこないのか?メッケは1人で、確かめにでかけます。
『ゴハおじさんのゆかいなお話 ~ エジプトの民話 ~ 』 デニス・ジョンソン‐デイヴィーズ/再話,ハグ‐ハムディ・モハンメッド・ファトゥーフ/絵,ハーニ・エル‐サイード・アハマド/絵,千葉茂樹/訳,徳間書店,929/ゴ
ゴハおじさんは、市場で買い物をしたかえり道、おもいにもつをかついでから、ロバにのりました。なぜ、ロバのせなかに、にもつをおかないのかというと・・・?
エジプトのゴハおじさんのゆかいなお話が、15話はいっています。さし絵は、エジプトの職人による布の作品です。
『ロジーナのあした』 カレン・クシュマン/作,野沢佳織/訳,徳間書店,933/ク
養い親を探すためにアメリカのシカゴから西部行きの電車に乗り込んだ孤児たち。その中の一人ロジーナを主人公として物語が書かれています。年長のため、他の子どもたちの面倒をみなくてならないロジーナが、電車の中で両親のことを思い出す姿がとても切ないです。ロジーナの本当の幸せは養い親に出会うことなのかが最後まで気になります。
『大豆の大研究』 加藤昇/監修,造事務所/編集・構成,PHP研究所,616/ダ
植物としての大豆の説明だけでなく、大豆がどんなふうに使われるのかについてもかかれています。大豆に関する統計もあるので、どの国で大豆が多く作られているのかなどを知ることができます。
『ぞうのはなはなぜながい』 ラドヤード・キプリング/原作,寺村輝夫/文,長新太/絵,集英社,933/キ
ゾウの鼻がなぜ長くなったのかをおはなしで表わしています。「なぜ」という疑問を持ったのが、そのきっかけなんです。「なぜ」「どうして」を持ち始めた子や、その時期を過ぎた子もおもしろさを感じる本です。
『消えた王子 上・下』 フランシス・ホジソン・バーネット/作,中村妙子/訳,岩波書店,933/バ
マルコ・ロリスタンは、12さいの少年。小さいころから、祖国サマヴィアを救うため、父から厳しい訓練をうけてきた。サマヴィアは、伝説の王子イヴォールがすがたを消してから、内戦が続いている。やがて、マルコは、イギリスの下町で出会った足の不自由な少年ラットと、二人だけで、サマヴィアを救う旅に出る。
『だいたいいくつ?』 ブルース・ゴールドストーン/さく,まつむらゆりこ/やく,福音館書店,410/ゴ
表紙のアヒルは、全部でだいたい、なんわ?だいたいの数をつかむコツが、この本をよむとわかります。それじゃあ、実際にやってみよう!
『ぐぎがさんとふへほさん』 岸田衿子/さく,にしむらあつこ/え,福音館書店,E/ニ
ぐぎがさんと、ふへほさんは、とてもなかよしです。「ぐがよー」「ふはよー」とあいさつします。でも、ふたりのいえでは、いつも、じけんがおこります。
『漂泊の王の伝説』 ラウラ・ガジェゴ・ガルシア/作,松下直弘/訳,偕成社,963/ガ
名誉をうばわれ、憎しみにかられた王は、ある男の人生を大きくかえてしまう。激しい後悔におそわれ、国を去った王が出会ったものは・・・。
砂漠を舞台にしていて、アラビアンナイトの世界が好きな人に特にお勧めです。魔法のランプは出てきませんが、人と人との縁や運命の不思議を感じさせる本です。王がどうなってしまうのかは、最後までわかりません。
『こんなふうに作られる!』 ビル・スレイヴィン/文,ジム・スレイヴィン/文,ビル・スレイヴィン/絵,福本友美子/訳,玉川大学出版部,500/ス
身の回りにあるものをどんなふうに作るかをイラストで説明しています。何がどんなふうに作られるのかに興味がある人はもちろん、興味がなくてもこの本を読んでみたら、いろいろな物を分解したくなるかも。
『シマリス』 竹田津実/文|写真,アリス館,489/タ
シマリスのかわいらしい写真とともにシマリスの1日を年間通しておった一冊です。写真を見るだけでも楽しめますが、ぜひ文も読んでシマリスがどんな生活をしているのかをのぞいてみましょう。